“ cover ”にかけてみましたけど・・・! [読書日和]
You can't judge a book by its cover.
カバーだけでその本の中身まで査定することができない。
つまり、don't make judgements based only on appearances.
“見た目だけでその人を判断しちゃいけない”
っていう英語のイディオムなんだけど・・・
確かにね、本のカバーや帯の文字って、その本のかなりの宣伝効果になりますよね。
これに、躍らされて買ったはいいが、「ん??」っと思った本も中にはあり・・・(^_^;
まぁそこはその人それぞれの感受性によって違うだろうから、その本がどうこうって話じゃないんだけど・・・
タイトルや帯の過剰宣伝によって、その本に期待をかけすぎちゃうってこともあるんですよね。
この英語のイディオムが示してるように・・・
人だってそう。
知らず知らずのうちに“見た目”で判断ってしてしまってるもんなんですよね。きっと。
先日タクシーに乗ったとき、運転手のおっちゃんの態度にカチ~ンときちゃいました。。。
すごく横柄。で、「ありがとう」といっても知らん顔。
これってさ、私がどこぞやの社長とかだったり、ちょっとした有名人だったりしたら態度違ってただろ~~~って感じるわけですよ。
病棟ナースしてたときだって、経験者にはよくわかるだろうけど、「オンナ」「カンゴフ」「ワカイ」っていう要素だけで、ものすごく横柄な態度をされたことなんて数知れず・・・
医者の前だったら人格違うやん!
って。
ここには、「看護婦さんには表出できてるんですよ」というプラス要素はどこにも感じさせないものがあるのです。
そりゃ、社会の中で生きていれば上下関係ってのは絶対にある。そこを責めてるのではなくて、上下関係であったり、年功序列の関係があったりしてもかまわないんだけど、そこには「礼儀」とか「常識的態度」って必要ですよね。
「ありがとう」や「お願い」とか「ごめんね」とか・・・
当たり前のやりとりが、人を見た目で判断することによって、どれだけできていないんだろうか。
幼いころできていた、こんな簡単なやりとりが、年を重ねて、人を見た目で判断することによって、“誰かには言うけど、誰かには言わない”っていう判断を自分の中でしてしまうことになる。
これって、悲しい。
ある意味、退化だよ。
こういう人を責めてる私も、実は知らず知らずにそうしてしまってるのかも知れず・・・大きな顔をして言えないんだけど・・・
人によって態度を変えちゃう人って、例えば「いい大学」とか「いい会社」とか「いい家柄」とか・・・
ただ、その人を取り巻く言わば“カバー”でしかない部分だけを観てるんですよね。
これって、ひがみ!??
ん~。そうではないと・・・思いたいのですが(^_^;笑
野生動物のように嗅覚が特別備わってるわけでもないし、その代わりに“思考”を備えた人間にとっては、そういう“カバー”たるもので人を判断してしまうことがあるのは仕方ないのかもしれない。つまり、「こういう人はきっとこんな人だ」って勝手に脳が判断しちゃうってこともあるんだろうとは思う。
でも、せっかく備わった“思考”なのだから、人間の中身に目を凝らしていく努力も必要なんじゃないかな?そういうところに“思考”を働かせてもいいんじゃないかな。
人間に与えられた“特権”を、私たちはうまく利用できていないと思う。
昔は、見た目で判断されることで、「オンナに生まれなきゃよかったよ」とか「看護婦にならなきゃよかったかも」なんて、卑屈に考えた時期もありましたが、今はもうそんなことはあんまり考えません。(30過ぎてから強くなったのかも(=▽=;))
けれど、時々そうやって横柄な態度をとられたとき、「この人は人によって態度を変えるような人なんだろう」と考えちゃいます。何かしら「上位」にいたいんでしょう。そうすることでしか、自分の価値意識を見出せないんでしょう。
人間って、優れている分、どんな動物よりも恐ろしいですよね。ある意味、最強です!
野生的な感性がもう失われてて・・・ターミネーターのようにその人に焦点をあてて、脳がピピピッて判断しちゃう。ピピピッて判断された思考は、体へピピピッと指示を送って・・・一瞬にして態度や口調や表情となってあらわれる。
きっと、この間約0.005秒くらい(勝手な想像・・・(=▽=;))
何が言いたかったのかって言ったら・・・・(汗)←そろそろオチをつけなきゃっていう自分の中のプレッシャー(笑)
最近、目にすることがあったyou can't judge a book its cover.のイディオムが、
最近、(私の外見?という)カバーで判断された私と、結構(本の)カバーでその本に期待をかけちゃう私、の両面をふと思い起こさせた、って話でした(^_^;
“cover”に、「わたし」と「本」をかけたわけです(≧m≦)←私が落語家だったら浅さにブーイングだな^^;
で・・・・
その“カバー”によって期待をかけられ最近購入して読んだ本。
↑これ、ミステリーなんですが・・・
かなりよかったです。最後におおっと騙された!って感じです(^。^;
でも、「勝手な自分の解釈」で、「勝手に騙されてた」んです。
これはちょっと手法が違ってて面白いです。
↑これは、今映画化されてますよね。
ちょっと帯に期待をかけられすぎてしまったんだけど、、、、
けど、内容はシンプルなのに暖かい感じで、コレは映画化にしてさらにこの良さがアップしたんじゃないでしょうか?
なんとなくそう思います。
情景、表情、口調、心情、そういったところが、映画にしてもっといい感じに表現されていると思います。映画のダイジェストしか観てないけど(笑)!
本としては、これは小学生や中学生時代に読みたかった本。そのころの心情とリアルに重ね合わせたい感じ!
夏休みの感想文課題なんかにもってこい!じゃなかろうか~と思います。
なるほど…たしかにおっしゃるとおりですね。
しかし、女性などには、女の武器といったものがあると思いますので、これを活用してみてはどうでしょうか?
タクシーの運ちゃんに対しても、「どうもありがとう~♪ウフッ(ここで、ウインク)」
もしかすると、タクシー代がただになるとか…(ありえない…絶対に…)
でもこれが通用する場合もありそうですけどね。
しかし、この必殺技をむやみに使うと、ストカー被害に発展するので、相手を見てからにしてください。
by たかし (2008-06-28 15:49)
『葉桜の季節に君を~』、面白そうな本ですね。
外見で判断されるって、すっごくよく分かります。おだやかでシンプルな顔をしているせいか、私、とてもなめられやすいので、わざとカタい感じのメガネをかけたりします。
by aia (2008-06-29 06:44)
外見で判断しちゃうておおいですね。人は外見にまどわされるけど、中身で判断する能力もあると思います。
人には「女だからこうだ!」とか常識がありそれで見てしまう傾向もありそう。
外見判断とあわせて、強力になっちゃうのかも。
うちが気にする「社会的障害」につながるかも。
by ayu15 (2008-06-29 09:39)
昨日、ターミネーターやってたよね~
(あ、放送される日違うんかなぁ・・・??)
見た目で左右はいろいろあるよねーー。
でもさー逆に、ドクターもさ
MRが言ってたけど
最初はいい人なんだけど
周りに「先生、先生」って言われてるうちにおかしくなってく、って。
中身を悪くさせているのは
私たちでもあるのかも知れないんだよねーー。
でも、最初に精神を貫いて欲しいけどーーー。
by ユキ (2008-06-29 11:07)
本のカバーをデザイナーの番組を
見たことあります。
本の表紙で、売れ行きも違うそうです。
僕は、行き着けの本屋くをもっていて
面白本に出会うことがあります。
後は、新聞の本の感想やNHKで
本の紹介の番組も好きです。
でも外見で判断する人って
結局 人に嫌われて、損してる。
by iruka (2008-06-29 11:26)
>たかしさん。コメント&niceありがとうございます☆
オンナの武器って、うまく使える人と、こっぱずかしくてうまく使えない人がいるんですよね~~^^;
私は後者のほうか・・・(汗)
>aiaさん。コメント&niceありがとうございます☆
私もシンプルな顔なので・・・^^;そのときだけはイカツイおっちゃんが少しうらやましいかも(笑)
>ayu15さん。コメント&niceありがとうございます☆
そうですね~いまだにジェンダーの問題は大きいですし、これは今後もず~っと抱えていかなくてはいけない問題でしょうね・・。
>ユキさん。コメント&niceありがとうございます☆
ターミネーター、やってたっけな?
そう!Dr.の変わりゆく様・・・・なんとも滑稽な・・・そんな感じで見ておりますけどね^^;
>irukaさん。コメント&niceありがとうございます☆
そうですよね。結局は外見で判断してる人って、薄っぺらくみえます。
面白い本に出会えたら、気分高揚しますよね~^^
by ラン (2008-07-12 00:00)