おじいちゃんの残したもの [my favorite photo -景色-]
この前亡くなったおじいちゃんは、盆栽が趣味。
実家の庭には、昔からたくさんの盆栽があって、休みの日には必ず庭で手入れをするおじいちゃんの姿があった。
“当たり前”だと思っていたその風景が、
もう見れなくなって10年余りか・・・
うちの庭も様変わりをしました。
昔の写真の整理をしていると、昔撮った実家の写真があって・・・
それを少しづずつ年代で繋げていくと、“当たり前”だった盆栽がもうないことに気付く。。。
そんな写真をずらりと並べて・・・
今日はおじいちゃんを想う。
このころの庭に確か2002年くらいだったか・・・
まだ盆栽健在。
向かいの家が新しく建ってきたころはまだこんな感じ。
でも、そろそろこの頃からか、おじいちゃんはお庭の手入れがしにくくなってきた。
でも、まだ親戚とお庭でバーベキューも楽しんでた。写ってはないけど、縁側に顔出したりして。
「肉がまずい」とかいいながら(笑)
このころ中学生だった従兄弟ももう大学生だもんなぁ~~~
少しずつ殺風景になってきたような雰囲気の庭。。。
枯れゆく盆栽・・・
なんだか切ないなぁ~
おじいちゃんがいないとこんな感じになっちゃうなんて・・・
これはいつだったか・・・
もう盆栽が見当たらない庭の風景。。。
奥にあった高い木も、枝が切られて寂しい感じに。。。
ここ以外にも、うちにはものすごい数の盆栽があって・・・それが列をなしてたくらいなのに。
それも一気になくなっていった・・・。
おじいちゃんがいないと、盆栽も生きてはいけなかったのね・・・。
改めて感じる。お庭で感じる安心感と包容力の大きさは、おじいちゃんの存在の大きさだったんだろう。
ほら、セコムのCMだったっけ。
頼んでないのに亡くなった“じぃちゃん”が庭の手入れしてるCM・・・・。
“セコムにしてもらうからいいよ”ってキムタクが言ってたけど・・・
あれ見るたびに、「セコムには頼まないから、じぃちゃん来てよ」って言いたくなる(笑)
いやいや、おじぃちゃんには天国でゆっくり休んでもらわなならん!
先日の四十九日の法事で家の父があいさつを。
「ここに住んで37年になりますが、ほんとに優しくて穏やかなお養父さんでした。
そんなお養父さんは、盆栽が大好きで休みの日になると盆栽いじりのハサミの音が聞こえていました。
チョキチョキというハサミの音が、今でも聞こえてきそうで・・・
お養母さんが庭で枝豆を切るハサミの音を聞いて、あれ・・・と錯覚を起こすくらいです。」
と話す父に、みんながそれを思い出して盆栽のない庭を眺める。
あ、うちの父は“マスオさん”なのです。
で、うちには“カツオ”的存在がいないので・・・“タラちゃん”的存在のうちの弟がこの家を継ぐわけですが・・・。
続く父の話。
「お養父さんには何の恩返しもできず、後悔しますが、
でもうちの息子がここの名前を高校生の頃から継いでおりますので、
きっとこのうちを守っていってくれることと思います」
って~~~~!!!こりゃ弟はプレッシャー感じたか(笑)
そうそう、“カツオ”的存在がいないということで、“磯野”がなくなるので、
うちの弟が“フグ田”から“磯野”へと、名前(戸籍)を変えているのです。
さて、うちのタラちゃん・・・うちの庭にいつか一緒に盆栽を戻しましょう。
だって、ここは私たち家族のパワースポットなのだから。。。
おはようございます。おじいちゃんの生き方に共感を覚えます!かたくなに自分の生き方を貫いた男の頑固さは今となっては必要不可欠の様に思われます。軟弱な今の社会を立て直すためにはおじいちゃんの様なかたくなな生き方を貫く強い男の手本にしなければ・・・・・!!
by シラネアオイ (2010-09-22 07:29)
主がいなくなったら、家も庭も様変わりをしますね。
それにしても立派な庭ですね。
弟さんが家を継いでくれることだし、ランさんは気楽ですね。
個人的には色々有るでしょうが・・・。
by 未来 (2010-09-22 07:29)
なんて立派なお庭だこと。自宅の庭でBBQなんて、いいなあ~!
by platinum (2010-09-22 22:20)
ランさん、こんばんは。
なんか、いいお話ですね。
by katie (2010-10-04 22:08)